この記事にたどり着いてくれたキミへ
新たな技術を使ったフェイクニュースがもたらす危機について関心のあるキミに、この記事が少しでも役に立てばと思います。
情報の終焉
前々回、SNSで拡散する情報を、そのまま信頼することは危険であることを取り上げました。
読売新聞の解説記事を取り上げたのですが、その記事の中でアビーブ・オバディア(Aviv Ovadya)氏という研究者のことが取り上げられていました。
ミシガン大チーフ・テクノロジストで、情報技術(IT)の研究者として知られるアビーブ・オバディア氏(31)は、最新の技術を駆使してますます手口が巧妙化するフェイクニュースと、扇情的なニュースがいとも簡単に拡散するSNSによって、米社会がむしばまれていく現状を「インフォカリプス」と呼び、警鐘をならしている。
(出典)読売新聞 6月1日朝刊
つまりは、画像や動画を巧妙に加工することで、まったくでっち上げの情報を、SNSを介して拡散させることが可能な時代になっているということです。
疑う目を持たない人々は、こうした偽の情報を信じ込んでしまい、あらぬ方向へと間違った行動を取りかねないということです。
「このままでは、『真実』の概念そのものが根底から覆されてしまう。多くの人々は何が真実なのか分からなくなり、社会全体底知れぬ闇へと落ちていくことにつながりかねない」
(出典)読売新聞 6月1日朝刊
Chikirinさんも同じことを
実はこれと同じことを、有名ブロガーのChikirinさんも、最近の記事で書いていました。
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20180426
映像や画像という証拠は、説得性の高い証拠と考えらえがちです。
しかし、同時にデジタルデータというものは、改竄もされやすいということも覚えておく必要があるという指摘です。
「アビーブ・オバディア」で検索
せっかく新聞を読んで、こんな情報が手に入ったのなら、もう少し詳しく調べてみてはどうでしょうか。
記事の中で紹介されているアビーブ・オバディア氏は、どのようなことを言っているのか、もっと詳しく調べてみました。
ネットで検索すると、アビーブ・オバディア氏は、英語ではAviv Ovadya氏と書くようです。
さらにAviv Ovadyaで検索すると、いくつかの記事にたどり着くことができます。
さらに調べていくと、Buzzfeedの記事については、日本語訳も公開されていることが分かりました。
https://www.buzzfeed.com/jp/charliewarzel/the-terrifying-future-of-fake-news-1?utm_term=.gizAYWKj#.kkLrO7Jz
(日本語)
この記事を読むと、読売新聞で取り上げられていた「インフォカリプス」について、より詳細を知ることができます。
こうやって、情報を深堀していくことも、時間があればトライしてみてはどうでしょうか。