戦争についてカンガエルために

戦争 カンガエル科

この記事にたどり着いてくれたキミへ
「戦争」に関する映画を鑑賞することを、夏休みの宿題として与えられた高校生のキミでしょうか。
ヨノナカには戦争映画なるものがたくさんありますが、いくつかの視点で戦争をカンガエル上で、この記事が少しでも役に立てばと思います。

『プライベートライアン』

スティーブン・スピルバーグ監督の凄さが、最初の戦場シーンに現れています。
ただ凄惨なだけでもなく、美化したところもなく、ひたすらにリアルに戦場を表現しています。これを見て、何も感じないということはないはずです。
そしてトムハンクスの表現力。
傑作と言われるだけのことはある作品です。

『父親たちの星条旗』と『硫黄島からの手紙』

硫黄島の戦いを日米双方から描いた、クリント・イーストウッド監督による二部作です。
戦争には戦う両者がいるはずも、とかく片方の側からしか語られないことが多い。
しかし、この二部作を見ることで、戦う両者がいること、そしてそれぞれに人生があることを思い知らされます。
その人生を踏みにじることでしかない戦争を、繰り返してはいけないと思わせる作品です。

『TOMORROW 明日』

黒木和雄監督による戦争三部作のひとつです。
戦争映画ではあるものの、激しい戦闘シーンが描かれているわけではありません。
戦時下にある人々の、ある一日の暮らしが描かれているだけです。
たった一つだけ特別なことがあるとすれば、それは人々の「明日」がなかったということだけです。
一瞬で人々の人生を奪ってしまう戦争の非情さを感じずにはいられない作品です。

『キリングフィールド』

同じ国の中で戦争を行う内戦を描いたものです。
同じ国の人間を、同じ国の人間が無表情に殺してしまう姿を見ると、恐怖以外のなにものでもありません。
米国の記者と現地の通訳との友情が根底に流れていることが、救いとなっている作品です。

『グッドモーニング,ベトナム』

ロビン・ウィリアムズが主演で、ほとんど戦闘シーンが描かれず、ベトナムで流れる米軍ラジオのDJが、現地の人々と心を通わそうとする物語です。
米軍からの視点で描かれているのですが、誰のための戦争なのか、誰が味方で誰が敵なのか、いったい誰と戦っているのか、そうした問いかけをしてきます。
戦争とはいったい何なのか、カンガエさせられる作品です。

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