落ちこぼれ寸前からの数学克服の王道は ~子育てOBのつぶやき

子育てOBのつぶやき

高1を終えて

数学で落ちこぼれそうになっていた息子は、中3~高1と塾でしっかりと基礎を固めるようにしていました。

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しかし。

高1の駿台全国模試の状況を見ても分かるように、数学の偏差値は低迷したまま。

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数学の偏差値が50を下回らなかったということで、数学で落ちこぼれないようにという目的は達成できているのですが。

このままで良いのだろうか。

そう、息子も思うようになっていました。

高2からギアチェンジ

中高一貫校なので、中3で数学ⅠA、高1で数学ⅡBを終えています。

文系としては、ここで一通りの学習範囲を終えているので、高2からは入試に耐えられる力の養成に移っていきます。

タイミングとしては、ベストの時です。

このタイミングで、本人が課題意識を持ってくれたことは、本当に良かったと思います。

いよいよギアチェンジをするタイミングとなりました。

標準問題を繰り返し

数学で高2からやるべきことは、王道のアプローチです。

それは標準問題を繰り返し解くこと。

青チャートやFocus Goldなどの網羅系参考書を使用して、標準問題を繰り返し解きます。


チャート式基礎からの数学I+A


Focus Gold 4th Edition 数学I+A

ここで重要なことは、解説の丁寧さです。

青チャートではなく、このもう一つ上のレベルの赤チャートは、あきらかに途中式を端折っていたりするので、数学が得意ではない子には向いていません。

そこは青チャートのほうが途中式も含めて、解説が詳しくなっています。

青チャートとフォーカスゴールドの比較では、どっこいどっこいのように思います。

東京であれば、丸の内のオアゾにある丸善なら、どちらも店頭に並んでいるので、どちらが合っていそうか、実際に中身を見て比べてみても良いと思います。

息子は、フォーカスゴールドを使っていました。

問題のレベルを取捨

青チャートもフォーカスゴールドも、問題のレベルが分かるようになっています。

青チャート
コンパス 1 教科書の例レベル
コンパス 2 教科書の例題レベル
コンパス 3 教科書の節末、章末問題レベル
コンパス 4 入試の基本から標準
コンパス 5 入試の標準からやや難

フォーカスゴールド
* 基本問題 (各章の基本となる問題)
** 標準問題 (必ずできるようになっておきたい問題)
*** 応用問題 (入試にも対応できる力のつく問題)
**** 発展問題 (数学の力をより深めることのできる問題)

息子は、フォーカスゴールドの『**** 発展問題』はいっさい手をつけていませんでした。

理由は、「解ける気がしない」ということでした。

センター試験、あるいは共通テストの問題であれば、『*** 応用問題』までが解ければ十分に対応できます。

そして難関大学の理系の数学で高得点を狙うのでなければ、二次試験でも『*** 応用問題』までが、しっかりと解法の意味を理解して解ければ十分です。

いっぽうで『* 基本問題』も、問題を見た瞬間に解き方が分かる場合は解かずにとばしていたそうです。

ですので、繰り返し解いていたのは、『** 標準問題』と『*** 応用問題』だったようです。

繰り返し解くために、Focus Goldノートという書き込み式のノートを使っていました。

Focus Goldの例題(**,***)を掲載した書き込みノートで、ちょうど取捨した結果の『** 標準問題』と『*** 応用問題』を解くのにピッタリだったのです。

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3,000円(税込)以上の購入の場合は、配送料550円が無料となるので、フォーカスゴールド本体と合わせて購入すれば、啓林館のサイトで購入しても送料は無料になります。

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高3で一気に花開く

高2の一年間は、フォーカスゴールドの『** 標準問題』と『*** 応用問題』を地道に解き続けていました。

高2の第1回から第3回までの駿台全国模試では、数学の偏差値は50と55の間を行ったり来たり。

正直、なかなか成果は出ていませんでした。

しかし、その成果は高3の第1回駿台全国模試であらわれたのです。

それまで50と55の間を行ったり来たりの偏差値だったのが、高3の第1回では64まで躍進しました。

その後も数学は安定して得点できるようになりました。

高2での地道な努力が実を結んだのでした。

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