世界史Bの教科書を買ってみた

カンガエル科

いざ、三省堂書店神田本店へ

教科書取扱店の中には、三省堂書店神田本店があります。
御茶ノ水駅から坂を下った交差点にある大型書店です。
教科書取扱店の中にあっては、かなり異色です。
三省堂書店の他の店舗では教科書を売っているのを見かけたことはないので、三省堂書店としてではなく、あくまで神田本店として扱っているのだと思います。
ちょうど神保町に寄る機会があったので、行ってみました。

6階の教科書売り場

6階のメインは参考書などですが、壁際の書棚に教科書がずらっと並んでいました。
よく売れる教科書でしょうか。
平台にも、いくつかの教科書は積み上げられています。
その中に、ありました。東京書籍の『世界史B』
濃紺の表紙で、結構かっこいい教科書です。
そして裏表紙を見ると、価格が書いてありません。

いったい、価格はいくらなんだろうと不安に思っていたら、平台の上に『教科書価格表』なる小さな紙が置いてありました。
それを見ると、教科ごとに価格が決まっているようです。
世界史Bの教科書は、どれも845円とのことでした。
結構なページ数があるのに、これで845円とは安い。通常の書籍であれば、2,500円ぐらいはしそうなものです。

レジはどこ?

東京書籍の『世界史B』を手に、レジへ向かおうとしてビックリしました。
6階を見渡す限り、『CASHIER』の文字が見当たらないのです。
エスカレータのそばに店員さんが一人座っているのですが、どう見てもレジはありません。
おそるおそる尋ねてみると、「レジは一階にございますので、そちらへお持ちください」とのこと。
若いころは、専門書を探しに、
八重洲ブックセンター、
お茶の水の三省堂と書泉、
日本橋の丸善、
新宿の紀伊国屋
をはしごしていたのですが、最近はすっかりご無沙汰でした。
お茶の水の三省堂に来たのは本当に久しぶりだったのですが、まさかこんな風に変わっていたとは。
本屋で本を「探す」人は多くても、本屋で本を「買う」人は少なくなったということなんでしょうか。
人件費のコストダウンもあると思うのですが、Amazon以降の時代の変化を感じずにはいれません。
とにかく、1階へ下りてレジへ向かいました。
そこで「教科書は、現金のみとなりますが、よろしいでしょうか」と。
845円ですから、「もちろん」と答えて、ついに『世界史B』の教科書を手に入れることができました。
これからは、会社から帰ってきたら、毎日通読してみます。

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