早稲田大学の出願期間は1月20日までなので、おおかたの出願数は1月28日現在で見えてきているのかと思います。
(あくまで1/28現在であり、このあと変動する可能性があるので、その点は注意下さい。)
文系学部の出願状況を、昨年との比較でまとめてみました。
志願者数が増えているのは、
・教育学部
・商学部
・文化構想学部
・文学部
です。
その他の学部は志願者数が昨年よりも減っています。
政治経済学部は、昨年から選抜方式を大きく変更し、一般入試では共通テストの結果と、日本語・英語の総合問題の二次試験の結果で合否が決まります。
その結果、一般入試では2021年は出願者数が大幅に減少しました。
政治経済学部: 一般 2020/ 5,584名 → 2021/ 3,495名
政治経済学部: 共テ 2020/ 2,297名 → 2021/ 2,174名
その2021年に対して、2022年は3,000名を切り、さらに減少しそうな模様です。
一般入試では、共通テストの数学ⅠA が必須科目であり、国語や英語と同じ25点の配点となっています。
2022年の共通テストでは数学ⅠAが難化して、上位層でも思ったように点数をとれなかった受験生が多かったために、政治経済学部の一般入試を回避したのかもしれません。
その他では、共通テスト利用入試の志願者が、軒並み減少しているのが特徴です。
文化構想学部や文学部など、全体では志願者数が増えている学部でも、共通テスト利用入試の志願者数が減っています。
2022年の共通テスト難化で、共通テスト利用入試のボーダーラインが読めなくなり、一般入試に切り替えた受験生がいたのかもしれません。
センター試験から共通テストに変わって2年目で、どのように受験生が動きそうなのかをまだつかめない中で、共通テストの難化により、どのように出願するかを判断することが難しくなっているのだと思います。
コロナ禍で大変だと思いますが、頑張れ受験生!