東大入試までの数学ロードマップ
大学受験まで、長い、ながーい、日々を過ごすわけですが、なんどかギアチェンジのタイミングあります。
それを数学で示すと、こんな感じです。
高1まで: 落ちこぼれないように基礎をしっかり
高2の一年間: フォーカスゴールドで標準問題の徹底
高3の夏まで: 難易度が高すぎない入試問題でアウトプット演習
高3の夏から: 東大入試の過去問で演習
中高一貫校で文系なら、高1までには数ⅡBを終えているはずです。
そこまでは、とにかく落ちこぼれないように、教科書の例題レベルはしっかりと「理解して、身につけることが最優先です。
せっかく中学受験をして一貫校に入ったんだから、ハイレベルな力を付けてもらいたい。
そう思う気持ちは当然だと思います。
しかし、いきなりハイレベルな問題を解けるようになることが重要なのではありません。
逆に落とし穴になります。
まずは基礎をしっかりと身につけることからです。
私立の中高一貫校に入ろうが、公立校に入ろうが、大切なことは同じです。
高2からは、大学受験の基礎スキルの習得です。
青チャートやフォーカスゴールドで、標準問題をカラダにしみこませる段階です。
そこから一気に志望校の過去問へ・・・
と行ければ良いのですが、なかなかそうも行きません。
定番のプラチカ
そこで身につけてきた解法を、実際の問題でアウトプットする演習。
つまり、青チャートやフォーカスゴールドから志望校の過去問へと橋渡しする教材を使います。
いろいろと問題集はあると思いますが、定番の一つは河合塾の『プラチカ』です。
問題数も150題ぐらいで、1日5問解けば一ヶ月で一周できます。
2ヶ月あれば、2周か3周して、しっかりと身につけることができます。
文系こそ理系プラチカ
文系の受験生だと、『文系数学の良問プラチカ 数学I・A・II・B』を手に取ってしまいそうですが、少し待った!
難易度の観点では、理系プラチカよりも文系プラチカのほうが難しくなっています。
数学が得意な文系受験生ならいざ知らず、普通の文系受験生なら『理系数学の良問プラチカ 数学I・A・II・B』に取り組むべきです。
理系数学の良問プラチカのほうが、青チャートやフォーカスゴールドを終えた後のアウトプット演習に最適です。
ここを知っているかどうかは、大切なところだったりします。
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