大学入試センターが、『「大学入学共通テスト」における問題作成の方向性等と本年11月に実施する試行調査(プレテスト)の趣旨について』なる資料を発表しました。
その中で、国語の記述解答の方法についての記載があります。
それはまるで、作文教室のようです。
(マス目の使い方)
① 一マス目から書くようにする。
② 改行はしないようにする。
※ 一マス目から書き終わりまでの間に空欄がないようにする。
③ 一マスに1字ずつ書くようにする。
※ 次のいずれも1字として書くようにする。
漢字(漢数字を含む)
仮名(促音や拗音を表す字は、それぞれ1字として、
一マスに1字ずつ書くようにする。
濁点や半濁点を付けた字は、それぞれ合わせて
1字として、一マスに1字ずつ書く
ようにする。)
アルファベット、単位を表す記号
句点、読点、括弧
※ 句点、読点や終わりの括弧などが行の最初のマス目
にくる場合や、始まりの括弧が行の最後のマス目に
くる場合でも、そのまま一マスに1字ずつ書くようにする。
④ 文の最後の句点(。)は、はっきり書く。一マスに1字として書くようにする。
※ 二つの文で書くことが指定されている時は、句点を書くことで、
書き始めから句点までが一つの文であることを示すようにする。
⑤ 読点(、)は、必要に応じて書く。書く際には、一マスに1字として
書くようにする。
※ 文の意味が正答の条件と異ならないよう、必要な箇所に
読点を書くようにする。
(修正の方法)
⑥ 不要な字は消しゴムで消し、文の途中に字を加える時も消しゴムで消して、
書き直すようにする。
※ やむを得ない場合は、消す字に二本線を引くようにする
(文の意味が正答の条件と異ならないよう、
二本線ははっきり引くようにする)。
※ やむを得ずマス目外に加える字を書く場合は、指定の枠内に、
挿入する箇所と字をはっきり書くようにする
(文の意味が正答の条件と異ならないよう、挿入する箇所や
字が分かるように書くようにする)。
(誤字や脱字等)
⑦ 誤りのないよう、正しく記載するようにする。
※ 問題文に照らして、文の意味が正答の条件と異ならないよう、
正しく記載するようにする。
(出所:大学入試センター発表資料より)
作文教室の最初に習う「書き方」のようです。
「改行はしない」とか、いろいろと指定があるのですが、限られた試験時間の中で、これらの注意点を守れるかどうか不安な高校生も多いのではないかと思います。
もしこれらの指定を守れなかったら、どうなるのでしょうか?
なお、この留意点に沿わない解答についての正答の条件の判断の在り方や、最終的な留意点の示し方等については、試行調査の結果の検証を踏まえて決定されます。
ということだそうです。
あと2年半。
混乱がなければ良いのですが・・・