西北大学
『半分、青い。』の準主役である律(佐藤健)が入学したのは、西北大学。
縁もゆかりもある人なら、早稲田大学だとすぐわかりますよね。
「都の西北 早稲田の森に~~♪♪」
律が入学したのは理工学部。
そして律が大学で再会した清が入学したのは「一文」。
いまどきの若者は、「一文って何?」という感覚でしょうが、バブル期に学生時代を過ごしていた身からすれば、早稲田大学だと明言しているようなものです。
NHKだから、固有名詞を出せないのでしょうが、本当は西北大学ではなく、早稲田大学としたかったんでしょうね。
出身大学
それは、脚本を書いている北川悦吏子さんが、早稲田大学の一文の出身だからでしょう。
早稲田「愛」が、強いんですね。
清に「文学部」と言わせずに「一文」と言わせるぐらいなんですから。
北川さんは、岐阜出身で創作活動をする鈴愛と、早稲田一文の清のどちらに自分を重ねているんでしょうね。
弱そうで強い鈴愛。強そうでいて脆そうな清。
もしかすると、そのどちらも北川さんの分身なのかも、なんて考えてしまいます。
ちなみに、一文とは早稲田大学の第一文学部のこと。
第一文学部があれば第二文学部があるはずと思うのは当然。第二文学部は、昼間働く社会人のための夜間学部。
永六輔、風間杜夫、加藤一二三、タモリなど、錚々たる卒業生がいるのも、二文が二文たる凄さです。
現在は文学部しかないので、ピンと来ないと思いますが。
秋風羽織の言葉
「先生、自分の心を見つめることが創作の原点なら、これは苦しい仕事ではありませんか」と問う鈴愛に対し、
「見つめているときはな。だが、それが美しい物語に昇華したときに、そして多くの読者が喜んでくれたときに、君のその心も癒やされるんだ」と秋風羽織。
しびれる~~
こうやって北川ワールドは創られているんでしょうか。
だから、視聴者の心に刺さるんですよね。
先週は、「11本目の指」とか「湿度高い系」とか、北川ワールドが炸裂しています。
このあたりに敏感に反応しているのは、やはりアラフィフだからでしょうか?
ところで律は?
『半分、青い。』の裏を勝手に読むための、最後の妄想です。
準主役の律は、実は小田和正さんだったりして。
オフコースの小田和正。名曲を数多く世に出している小田和正。東北大学の小田和正。
そう、小田和正さんは東北大学出身です。
でも、大学院は早稲田大学なのです。それも理工学系。
そして、北川悦吏子さんの憧れの人。
小田さんは建築学なので、ロボットではありません。
だから違うかもしれませんけど、勝手に妄想しています。
ますます目が離せない『半分、青い。』です。