現代文

東大国語の入試問題2022

今年のテーマは 第一問の出典は鵜飼哲氏の『ナショナリズム、その〈彼方〉への隘路』でした。 この鵜飼氏の文章、もともとはナショナリズムの教科書的に有斐閣から出版された『ナショナリズム論・入門』に掲載されていました。 大澤真幸氏や姜尚中氏など、名の知れた執筆者が並んでおり、大学生でも手にした人が多かったのではないかと思います。 しかし出版されたのが2009年8月であり、なんでそんな昔の文章を2022年 […]

対話というテーマで

2021年4月、東京大学の入学式の藤井総長の式辞は、「対話」に触れていました。 残念ながら、新型コロナに感染されたため、藤井総長は欠席されていましたが、その式辞の内容がWebに掲載されています。 https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message2021_01.html そこから一部を引用します。 とはいえ、全体の理解はとても難しいことです […]

【親から子へ】国語の勉強法とおすすめの参考書・問題集

中学受験のように二人三脚というわけにはいきませんが、高校生になっても親のアドバイスを「少しは」参考にしてくれます。 たしかに何十年も前の経験ではありますが、勉強方法の本質は変わっていないように感じています。 そんな背景で、親から子へアドバイスしたことをログとして残しておきます。 なお中高一貫校に通う場合のスケジュール感ですので、もし高校受験をされている場合は、別途考慮が必要です。 今回は国語です。 […]

東大国語の入試問題を解いてみた

この記事にたどり着いてくれたキミへ キミは、今年の東大入試国語について調べている高校生でしょうか。 予備校や塾の分析とは違いますが、アラフィフのおっさんによる読解に、しばしお付き合いいただければと思います。 2019年の現代文 2019年の国語第一問の出典は、中屋敷均氏の『科学と非科学のはざまで』でした。 昨年は野家啓一氏の『歴史を哲学する』で、人文科学の色が強い内容でしたが、今年はサイエンスエッ […]