どこまで本気?
駿台全国模試では、第一志望を東京大学と書いて、毎回D判定をもらっていた息子。
どこまで本気なのかを、親としてははかりかねていました。
それが高2になって大学受験をしっかりと意識した時、東京大学を狙いたいので、少し相談にのってくれということを言ってきました。
まわりも友達も、いよいよ受験生のモードに近付いてきたからというのもあるでしょう。
高1の終わりに、2学年上の先輩たちの合格した姿を見たこともあるのでしょう。
具体的に、東京大学を目指すことを心に決めたようでした。
ドラゴン桜を大人買い
そうとなれば、まずはモチベーションを高めるところから。
設定にはかなり無理があるものの、そこで語られている勉強の本質的なポイントであったり、東京大学の入試問題の受け止め方には、参考になる部分がある。
ということで、漫画のドラゴン桜を大人買いし、息子と一緒に一気読みしてみました。
漫画を読んでいる暇があったら勉強すれば?と思われそうですが、読むことでモチベーションが少しでも高まればと思っていました。
高2の冬にセンター試験で8割を目指す
まずは、高3の冬の入試時期までの目標ステップを共有することから始めました。
これは以前の記事に書いたとおりです。
途中通過点として、高2の冬に一学年上の先輩たちが受験しているセンター試験の問題を解いて、英数国で8割得点できることを目指そうということにしました。
ここまで書いていた英語強化の相談も、数学克服の相談も、この「高2でセンター試験8割」という目標を意識して相談に答えていました。
国語については、現代文は得意としていたので、古文と漢文の基礎を確実にするようにしていました。
社会と理科は、まずは学校の授業をしっかりと受けることで、高2の間はそれ以上のなにかをしていたわけではありません。
高2の期間は、英語強化と数学克服、そして古文漢文の基礎の徹底に時間を使うこととしました。
高3の第2回東大実戦模試でB判定を目指す
高3の8月に第1回東大実戦模試、11月に第2回東大実戦模試が開催されます。
まだ夏の段階では、現役生と浪人生の差が埋まっていないでしょうから、11月の第2回東大実戦でB判定を目指そうという話をしました。
駿台のデータによると、第2回の東大実戦でB判定を出した「現役生」は6~7割ぐらいは本番で合格するようです。
それがC判定だと五分五分といったところ。
もちろんD判定でも合格する受験生はいるので、最後まであきらめはしないのですが、目標としてはB判定を置いていました。
東大二次の得点イメージ
もう一つは、東大二次での得点イメージです。
センター試験:110点換算
二次試験:440点
総合点:550点
これが東大の得点配分になります。
合格者最低点ではなく、ある程度の余裕をもって合格者平均点のあたりを目指すとすると、目標イメージは総合で370点。
センター試験で9割を得点すると、100点に換算されます。
残る270点を
英語80点
国語70点
数学40点
世界史40点
地理40点
と目標を置いて、二次試験の準備を進めることとしました。
英語は、リスニングとリーディングは得意としていたので、高3になった時に過去問で練習を積んでいけば、大きなポカをしない限りはクリアできそうな感じがしていました。
国語は、そもそも受験生の間で差のつきにくい教科になっていて、古文と漢文でしっかりと得点できれば、こちらも大外れはないと想定していました。
問題は数学で、年によっては標準問題が少なく難化することもあります。そうなると標準問題で確実に得点する戦略の息子は、大きなビハインドを負いかねません。こればかりは運に任せるしかないかと思っていました。4問中2問は標準問題が出ることを願い、とにかく解ける問題で失点しない、そして難問でも部分点を少しでも取るという方針で、数学の対応力を伸ばしていくこととしました。
世界史と地理は、高3の一年間で勝負をかけることとしました。基本的な知識は高2までに身につけるとして、大論述などの記述問題への対応力は高3の一年間にかけるという方針です。そのため高2の間は、学校の授業などを通じて、基本的な知識を身につけることに専念していました。
これらを目標ステップとして息子と共有し、高2からの長い受験勉強を進めていきました。
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